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【映画】JOKER(ジョーカー)の考察【3選】

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こちらの記事では、映画「JOKER(ジョーカー)」に関する考察を3つ紹介します。(ネタバレにご注意ください。)

アーサーは幼少期のトラウマを抱えている

映画でアーサー=ジョーカーを演じたホアキン・フェニックス氏は、アーサーのキャラクターについて、幼少期のトラウマを抱えていることがアーサーという人間にとっての「真実」であり、そのことが複雑な言動を生み出していると考えています。

このストーリーの他の部分では、彼の言ってる事の多くが複雑なジョークを複雑にしただけという感じだ。彼が語るユーモアなんかからそう思った。最後に笑いながら「ジョークを考えたんだけど、どうせ君たちは何も理解できないさ」と言うひとりよがりな部分も含めて、その言動をどこまで信じていいのか僕にもわからなかった。でも、その反応から見て、彼が幼少期のトラウマを抱えてる人間だと判断したんだ。

シネマトゥデイ、映画『ジョーカー』ホアキン・フェニックス インタビュー

「笑われる側」から「笑う側」への転換

オタク評論家の岡田斗司夫氏は、コメディアンとして人を「笑わせる側」であるべきアーサーが、母親の彼氏から受けた暴力により障害を抱えているため、他者から異常者として「笑われる側」になっていたが、社会から疎外された人間が簡単に他者と関係を築く手段として「恐れられる」ことで、「笑う側」に転換する物語にメッセージが隠されていると考察しています。

この世界の全ては「不当にいじめられたヤツが、自分よりも弱いヤツをいじめ返し、笑う」という、この連続で成立している。じゃあ、最底辺の人間はどうすればいいのか? 一番下でいじめられるだけ、笑われるだけの人間はどうすればいいのか?それはもう、この社会そのものを破壊すればいいんだ! そうすれば、少なくとも、笑われる側から笑う側に回れる!……と、こういう、とんでもないメッセージを隠した映画が『ジョーカー』なんです。

岡田斗司夫の毎日ブロマガ「特集・映画『ジョーカー』ネタバレ解説~あなたの隣にJOKERはいるかもしれない」

「ジョーカー」は「アーサー」のペルソナである

既存の価値観を受け入れる一般的な(光の)自己啓発に対抗し、「本を読み、思考し、社会にとって都合の良い人形ではない生き方を模索する」ことを志向する闇の自己啓発会は、社会福祉(あるいは経済政策)的な(現実的)解決策に触れつつも、結局「アーサー」自身が映画で受容されたシーンはなく、ペルソナ(役)としての「ジョーカー」が受容されているだけで、「話を聞いてもらいたがっていた」はずの主人公も、ラストには「話を理解されないと諦めている」ことを指摘しています。

でも、アーサーも、もうジョーカーからアーサーに戻るつもりはないんじゃないですか? 聴取を受けても話すのを拒否する訳ですよね。かつてソーシャルワーカーにあれほど話をきちんと聴いてもらいたがっていた、あのアーサーが。ペルソナを生きることにした感じなのかな。アーサーに戻るつもりなら、ラストで言葉を発するはずだし。

「幸福」とは何か?『ジョーカー』と『幸福な監視国家・中国』読書会【闇の自己啓発会】

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感想(0件)

喜劇の誕生

チャーリー・チャップリンは、「人生はクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇だ」と述べました。

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

Charlie Chaplin

もし、アーサーが自分の人生をロングショットで見ることが出来ていたならば、稀代の喜劇王になれたのかもしれませんね。

ロングショットで見るとは、相対化するということです。自分の不幸を他人事のように笑えると、快眠できておすすめです。

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