漫画

【感想】最終兵器彼女(原作)

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おすすめする読者層

  • 戦う美少女が好きな方
  • 戦争を題材にした漫画が好きな方
  • 複雑な後味を残す作品が好きな方

簡単な作品紹介

この作品は、最終兵器に改造されてしまったヒロイン・ちせ、そしてちせと付き合いたての高校生・シュウジが主人公の漫画です。

終焉に向かう世界の中で、二人の関係は少しずつ変化していきます。

作品を見た理由

作者・高橋しんの別の漫画「きみのカケラ」が好きだったため、この作品に興味を持ちました。

「きみのカケラ」が少年漫画だったのに対し、この作品は色々な意味で大人向けだったので、最初に読んだときは驚きました。

けれど、子供ながらに感じるものが多い作品でしたし、もちろん大人になってから読んでも一層胸を抉られるような作品です。

作品として面白いと思った特徴①

この作品は、「すべてを説明し切らない」点が面白いと思います。

たとえば、数いる人間の中で、なぜ一女子高生でしかなかったちせが最終兵器候補として目を付けられたのか。

最終兵器となったちせの体の構造は?

ラストシーンのあと二人はどうなったのか?

など、最後まで読み切ったあとでも謎のままで終わる点がいくつもあります。

しかし、その謎があるからこそ、読者は読後もこの作品のことを考え続けてしまう。そんな魅力が秘められています。

作品として面白いと思った特徴②

恋愛漫画としての面白さも、この作品の魅力的な特徴の一つです。

この作品では、兵器になってしまった少女の悲しい運命、滅びに向かう世界、戦争、といった非日常的な要素が強いですが、恋愛がメインテーマでもあります。

主人公とヒロインは最初、お互いにほとんど恋愛感情を持っておらず、ほとんど流れで付き合うことになってしまいます。

そんなふたりがお互いに恋していき、心からの愛情を抱くようになるまでの過程が本当に繊細に描かれており、そこがとても面白いです。

作品として面白いと思った特徴③

この作品では、残酷なストーリーを誤魔化さずに描いています。

恋愛がテーマのひとつになっているだけに、その残酷さとのギャップに驚く人も多いことでしょう。

特に衝撃的なシーンのひとつとして、主人公とヒロインの幼馴染であり、ふたりの良き友人でもあるアケミの死にまつわる描写が挙げられます。

彼女の死は決して綺麗には描かれません。

負ってしまった重いケガに、徐々に命を削り取られ、血にまみれ、苦しんで死んでいきます。

その誤魔化しのない残酷さが、このSF的な作品にリアリティを与えているのです。

漫画を読む前と読んだ後で、変化したと思われる考え方や行動

私はこの作品を読むまで、戦争や大切な人との別れは、自分とは遠い出来事だと頭のどこかで考えていました。

しかし、それらが起こる可能性は常に自分の近くに転がっているのだと気付き、大切な人をもっと大切にしたいと感じるようになりました。

全体を通じて、読んだことで得られた結論

この作品を読んで感じたのは、人間同士が争うことの空虚さ、そして人間同士が愛し合うことの尊さです。

この作品では恋愛がメインとして描かれていますが、その奥には親子愛、姉妹愛なども隠されており、自分も愛されていること、そして愛する存在がいることを決して忘れてはいけないと感じさせられました。

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