哲学

虚構と現実の区別は、映像の記号論で整理できる

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映像の記号論とはなにか

当社メンバーと哲学者がzoomで「虚構と現実の違い」について、議論する機会がありました。

その方は、哲学者チャールズ・サンダース・パースの記号論が参考になると教えてくれました。

パースは、記号による表現を「記号対象→解釈項→記号存在」という図式で説明したそうです。

  • 記号対象:記号が指し示す対象
  • 記号存在:記号それ自体
  • 解釈項:解釈の仕方

「虚構と現実の違い」は、虚構と現実をどのように認識(解釈)するか次第だと考えられます。

映像編集は、現実に対する解釈項として作用する

以上の話を映像制作に当てはめると、次のような対応関係になると考えられます。

  • 記号対象:映像編集前の映像素材
  • 記号存在:映像編集後の完成映像
  • 解釈項:映像編集という行為

例えば、同じ映像素材でも、編集の意図次第で、完成映像の印象は大きく変わります。

映像を見るときは、編集には意図があるという前提を意識することが重要になります。

ドキュメンタリーやリアリティーショーも、虚構として楽しめるようになるでしょう。

映像技術の進化は、虚構と現実の境界を溶かす

映像技術の進化によって、身の回りのすべてが記号存在になる時代が到来するでしょう。

記号対象としてのリアルは希薄になり、日常のあらゆる場面で解釈項が人生を補完する。

現実は必ずしも素晴らしいものでないので、無自覚に虚構に浸れる環境には希望がある。

エスクリップは誰もが幸せに生きられる場を生み出す解釈項としての技術を目指します。

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