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【感想】ファウンダー ハンバーガー 帝国 の ヒミツ

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ファウンダー ハンバーガー 帝国 の ヒミツの概要

「ファウンダー ハンバーガー 帝国 の ヒミツ」は、マクドナルドを創業したレイ・クロック氏の成功物語です。

人生の前半を冴えないセールスマンとして過ごした主人公が、人生の後半で大企業の創業者として活躍します。

  • マクドナルドのハンバーガーが好きな方
  • ハンバーガー帝国のヒミツを知りたい方
  • サクセスストーリーの構成を学びたい方

このような方々におすすめです。肩肘を張って、ビジネスの参考として見るのでなく、娯楽として楽しめます。

映像表現の特徴:勝者と敗者の対比

敗者:マクドナルド兄弟〜〜

マクドナルド兄弟、マックとディックの創業物語はとても心地よい物語です。

最速で最適なハンバーガー調理の配置を完成させ、ある程度の成功を収めました。

論理的に考えるディックと人が良く人情を感じさせるマックは良いコンビでした。

何かを創造するには良かったのですが、二人にはクレイジーさがなかったのでした。

主人公のレイ・クロックにはそれがありました。(いや、それしかなかったのかも。)

勝者:レイ・クロック〜狡猾で憎たらしい主人公〜

主人公のレイは、狡猾で憎たらしい人物として映画で描かれています。

彼はビジネスとしては、綺麗な勝ち方をしています。

マクドナルド兄弟が「偽物は出さない」と猛反対したインスタミックスを主人公はためらわずに導入したことが成功におけるキーポイントでした。レイは、インスタミックスで店舗を拡大した後で、通常のミルクに戻す戦略を取ったのです。

さらに、マクドナルドのビジネスを「飲食業」と捉えていたマクドナルド兄弟に対し、レイは「好立地の物件を押さえて、客の回転率を最大化し、効率良いハンバーガーの提供と掛け合わせ、土地収益性の高い事業にする」という「不動産業」としてマクドナルドのビジネスを捉えていた点も注目に値するでしょう。

マクドナルド兄弟はどうすればよかったのか

店名をマクドナルドからビッグMにかえ、新しい看板を眺める兄弟二人の後ろ姿。

最後の後日談で数年で廃業したことは、レイの圧倒的な成功を際立たせています。

0→1が得意だったマクドナルド兄弟は、1→10には苦手意識があるクリエイターにとって、

「もし自分のアイデアにクレイジーなやつに目をつけられたら、防ぐ手立てはないのか?」

と考えずにはいられないでしょう。

「マックとディックはレイに発見された時点で最初から負けが確定していたのでしょうか?」

いえ、そうは思えません。

「マックとディックがレイの力を生かしつつ主導権を握ったまま発展することはできなかったのか?」

「例えば、マックとディックが初めからレイの作るフランチャイズの土地を買い占めてしまうとか?」

「マクドナルドの利益に対するフランチャイズ料金の紳士協定をマクドナルド兄弟が拒んでいたら?」

振り返ればいろいろ考えられますが、どれも結果論です。より知識があって狡猾な方が勝つのでしょう。

ホイッグ史観、生存者バイアスとしての自己啓発

一般的に、巷では成功した創業者のこだわりは「美談」として語られます。

しかし、この物語に至っては、創業者のこだわりが「美談」として語られたら、

それは「真実」というより、ブランディングであって、マーケティングでしょう。

ビジネスはどこまでも冷淡だと思わされます。この映画の感想はそれに尽きます。

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