この記事では、会社のロゴマークを作成方法について、弊社の作成過程を例にして紹介します。
ステップ①:おしゃれでかっこいい会社ロゴのデザインを調べる
まず最初に、既に存在するロゴマークについて、logo stockなどのロゴ専門サイトに調べました。
いろいろなロゴの実例と、そこに込められた意味などの解説が掲載されており、参考になります。
また、Chatwork社がロゴをリニューアルした際の制作過程などから、制作の方針を立てました。
会社の成長とともにロゴを何度も変えたAppleのようにロゴは変化しうるという前提にしました。
ロゴマーク自体の存在意義も検討し、要点を「印象に残り他社と類似性が低いこと」としました。
ステップ②:イラストレーターでデザインを何度も軌道修正する
次に、グラフィックデザインソフトの「イラストレーター」で大まかなサンプルから制作します。
弊社は、最初から完璧を目指さず、何度も軌道修正しながら、サンプルから完成に近づけました。
Ver.1:ロゴの全体像を検討
【1】RGBを活かしたロゴ
- SをRGBでずらしたデザイン
- Sに色々な意味を込めている
- 3人(RGBの三色)で創る事業である
- RGBは光の三原色であり、スクリーン(動画)を使った事業である

【2】現在のロゴの元になるデザイン
- 抽象化したSで外枠を作り、CLIPで再生マーク
- いかにも動画の事業というイメージ
- 抽象化したSの外枠は回転しているようにも見えます。
- インテリジェンスを社会に循環させる意味も込めています。

【3】抽象的なSCLIPのテキストデザイン
- S、C、Pで紙を止めるクリップをイメージした枠を作っています。
- Lは上下反転させて「?」、Iも「!」に近づけています。
- ?と!はインテリジェンスを抽象化したものです。
- クリップ(映像素材)が回転している感を出してインテリジェンスを循環させる意味を持たせられます。

Ver.2:ロゴマークと社名の配置を検討
【4】CLIPの枠とSの囲み方の列挙
- (この時点では)外枠はクリップの形に近づけた方がかっこよさそうに見えました。

【5】一般的なロゴ作りのアイデアの応用
- いまいちパッとしませんでした。

Ver.3:形・色・運用・太さ・フォントの検討
【形】内側の三角形と外側の形状でマトリックス比較
[Sについて]
- 円環型:インテリジェンスを循環させる意味を持たせるなら円形にするのがいいです。
- クリップ型:クリップを想起させると社名を覚えてもらいやすい効果が期待できます。
- 四角型:一般に堅実さを想起させます。大学等を顧客とするならありかもしれません。
[CLIPについて]
- 文字組:一番シンプルですが、線を太くするなどの工夫で改良できるかもしれません。
- 白抜き:三角形が一番よく見えます。重厚感があります。
- 囲う:同じく三角形が見えやすいですが白抜きよりも軽い印象です。



【色】赤・青・オレンジ・カラフルの比較
- 赤:どの色がバックでも誘目性高いです。
- 青:知性の印象。スマートな解決策を出す印象に繋がります。
- オレンジ:ネガティブなイメージが少ないので無難な色です。
- カラフル:どんな背景でも見えやすい4色を使用しました。

【運用】運用媒体ごとに運用するロゴと社名の配置を検討
- 縦組み
- 横組み
- ロゴのみ

【太さ】外枠の太さなどを検討
- 白抜きや枠をつけなくても20ptぐらいの太さがあれば十分目立ちそうです。
- 原色は安っぽすぎる気がしますが、蛍光色は個性的でよりカジュアルな印象です。
- 色相や彩度を調節するか、視認性の高い蛍光色の配色から調整するのが良いです。
- モノクロではよく見えた(白抜き)も色を入れるとなると難しそうです。
- グラデーションもポップすぎたり文字が読めなかったりで難しそうです。

【フォント】装飾的/シンプルと高級感/カジュアルの2軸で比較検討
- 顧客が大学や法人になる場合ではシンプルかつ少し高級感のある字体が良いと思います。
- 色をつける場合はシンプルかつカジュアルにあるスタイリッシュ路線もありえそうです。
- Acumen Variable Conceptも良さそうでしたが高級感/シンプルのOptimaにしました。

Ver.4:最終候補のスクリーニングと選択
以上に挙げた組み合わせの中から、最終的な候補を一枚のスライドに列挙しました。
創業メンバーのTakase、Sorimachi、Morozumiの3名で、候補から選択しました。

Ver.5:ロゴデザインの最終決定
最終的に、現在のロゴデザインになりました。
決め手は、シンプルさと色の鮮やかさでした。

ステップ③:実際にロゴを使用して、反応を聞いてみる
ロゴのデザインが完成しても、視認性や機能性に優れるかを検証する必要があります。
デザインの専門家だけでなく、周囲の知人などにも印象などを聞いてみると良いです。
「なにか違和感がある」と思われた場合は、デザインの微調整などをしてみましょう。
まとめ
以上のような作成過程を経て、弊社のロゴデザインは0から完成にたどりつきました。
ひとまずロゴを制作してみて、必要に応じて再制作してみるのも良いかなと思います。
ロゴデザイン制作の参考になりましたら幸いです。ご覧頂きありがとうございました。

