合同会社エスクリップは、権利が満了して誰もが自由に使えるようになった特許(いわゆる「特許切れ」技術)を、AIで読み解き、実際につくれる形へ翻訳して、中小企業やものづくりの現場へ届ける取り組みを始めました。
なぜ取り組むのか
特許制度は、「一定期間の独占」と引き換えに、発明の中身を社会へ公開する仕組みです。権利が満了すれば、その技術は本来、誰もが自由に使えます。しかし現実には、公開されたまま活用されずに眠っている技術が数多くあります(国内特許の利用率は約49%。出典:特許庁「知的財産活動調査」)。
活用を阻んでいるのは、主に3つの壁です。①どの技術が今使えるのかを見つけにくい ②図面や明細書を、実際の作り方へ翻訳するのが難しい ③本当に作れるのかを確かめる手段がない。国の「知的財産推進計画2025」でも、中小企業・スタートアップの知財活用支援が柱に掲げられています。私たちは、この3つの壁をAIと実験の力で越え、公開技術という社会の資産を、現場で使える形に戻したいと考えています。
何をするのか
「発見 → 解読 → 評価 → 検証」の4段の流れで進めます。膨大な失効特許の中から市場性のある技術を選び出し、製造に必要な情報として整理し、必要に応じて試作・再現によって「本当に作れるか」を確かめます。中小メーカーの製品開発の種探しから、コンテンツによる技術の発信までを支援します。
なぜエスクリップなのか
当社は筑波大学発のベンチャーとして、研究紹介・講義コンテンツの制作などを通じ、アカデミアと産業の橋渡しに取り組んできました。AI・映像制作・ものづくり/実験——難しい技術を「わかる・つかえる形」に翻訳する布陣が、私たちの強みです。
信頼のための姿勢
技術が「自由に使える」かどうかの最終的な判断には、周辺特許・意匠・商標などの確認が必要です。当社はこの判断を弁理士等の専門家と連携して行い、断定的な保証はいたしません。あくまで情報提供と一次整理に徹し、重要な判断は専門家確認を前提とします。
こんな方へ
「自社の製品を、もっと安く・強くできないか」「新しい商品の種を、確かな技術から探したい」——中小メーカー・商品企画のご担当者、地域の企業支援機関の皆さま。まずはお気軽にご相談ください。
